・県指定無形民俗文化財「横瀬の人形芝居」は、指人形を操る、一人遣いの人形芝居。各地に出向き、公演を行ってきたため、舞台は組立て・解体ができる構造となっている。・舞台は、本舞台(本手)、本舞台後方に設置する回り舞台、上手…
大型の宮殿型厨子で、須弥壇に据付ける。背面を断ち落とし、堂の白壁を後壁としている。軒唐破風を付けた入母屋造・銅瓦葺の屋根や木鼻を龍頭・鷁首で飾った柱上の三手先組物、桟唐戸はじめ身舎正面を金色の彫物で賑やかに装飾した豪華…
秩父札所第10番大慈寺(曹洞宗)木造聖観世音菩薩坐像(本尊)。像高(坐高)は44.7㎝、髪際高で35.7㎝を測ることから、『新編武蔵風土記稿』に「本尊正観音、木坐像長一尺三寸、恵心僧都の作」と見える像に該当するものとみなさ…
通例の和鐘形式を示し、法量からすると半鐘に分類されるものである。笠形が顕著に盛りあがり、やや胴長な円筒型の鐘形に江戸鐘の特徴がよく表れている。 縦帯表側に「秩父五番目准提観世音菩薩(蓮台)」の陽鋳銘があり、札所5番語歌堂…
『新編武蔵風土記稿』に、寺宝の一つとして「出山釋迦畫像一軸 玄深直信の筆」とされおり、古くから長興寺に伝来した品である。画の作者「玄深直信」は出自・経歴不詳。画風から推すと狩野派系の絵師とみなされるが、系図等には名を見…
ツツジ科の落葉低木でアケボノツツジの変種である。 芦ケ久保の入山地区の字なが長渕向は急峻な山で、山頂には、古峯神社が祀ってある。毎年4月の第2日曜日、入山公会堂の庭に幟旗をたて、入山地区民が祭礼を行っている。 この山頂一 […]
カヤはイチイ科の常緑高木で、葉は扁平線状、革質で厚く先端は鋭い。雌雄異株。4月頃開花。実は広楕円形で、核は食用・薬用とし、また油を搾る。材は磨くと光沢がでて碁盤、将棋盤などに使われる。分布は本州、四国、九州地方である。 […]
当分の間立ち入りを禁止します。理由:令和元年度の台風19号による県道法面崩壊で、ザゼンソウの生育に影響が生じたので、立ち入りを禁止してザゼンソウの保護増殖を図ります。 ***** ザゼンソウは、サトイモ科に属し、多年草で […]
昭和の初期、東京の小石川植物園長・松崎氏により、秩父の地名を冠してチチブベニシダレザクラと命名されたバラ科のサクラ属のエドヒガンの1種である。このエドヒガンの枝垂れ性の類をシダレザクラまたはイトザクラといい、さらに花びら […]
気楽流柔術は、戦国時代の武技から発達したもので、本来、攻撃してきた敵を必ず倒すことを目的とした武術であり、太刀を持つ敵には、太刀・棒・鎖鎌等で応じる術も多く、当て身や逆手を好んで使った。 この顕彰碑は明治26年(1893 […]
この寿碑は嘉永元年(1848)に建てられ、大野玄鶴(大野原生れ医師、秩父志の著者)の撰文並びに書による。 算学者加藤兼安(1786~1857)は、川西地区三角に生まれ、名を治兵衛といい、天保から嘉永年間にわたり数術を広め […]
持山寺(通称)跡は「阿弥陀山念仏寺」の廃寺跡であり、武甲山から続く小持山の山腹、標高およそ900mに位置し、生川の源流にあたる場所に所在する。 杉におおわれた平坦地には、堂宇の基壇や嘉永7年(1854)、鎌屋藤兵衛の供養 […]