2016年3月3日
秩父の山里には江戸末期から脈々と受け継がれる人形芝居があります。村祭りや縁日にその境内で、また、農家の座敷を開け放って手軽に楽しまれてきたのが人形芝居です。江戸時代から明治期農村の娯楽として全盛を極めた人形芝居も、その後衰退の一途をたどりその多くが中止に至っています。
秩父においても数か所伝承地がありますが、現在は3か所の人形芝居が上映可能です。一人遣いの横瀬人形、二人遣いの白久の串人形、三人遣いの出牛人形と操作の違う3種類であり、説教節と義太夫節が語られるのも特徴です。
秩父の3か所の人形芝居「秩父人形三座」が一堂に会するこの機会に、是非足を運んで違いを楽しんでみてはいかがでしょうか!
◯日時 平成28年3月13日(日) 開演12時/開演午後1時
〇会場 横瀬町町民会館
〇入場無料
〇演目
◆横瀬の人形芝居◆
江戸紫恋の緋鹿子/八百屋お七忍の場
◆出牛人形浄瑠璃◆
壺坂観音霊験記
◆白久の串人形芝居
御所櫻堀川夜討/辨慶上使之場