町指定史跡(昭和48年1月31日指定)
清泰山 西善寺(臨済宗南禅寺派)
秩父三十四観音霊場 札所八番 東国花の寺百ヶ寺 埼玉1番
禅宗寺院としての開山は北条家出身の田村円福寺第三世 竹印昌岩和尚(1464)
開基は関東管領上杉憲房公(1525)。それより以前、秩父札所としては文暦元年(1234)に成立していたとされます。
本尊は阿弥陀三尊佛(本堂上間に安置)ですが、明治時代の廃仏毀釈によりお堂(根岸堂)が破壊されたため現在は十一面観音坐像を本堂正門に安置しています。いずれも惠心僧都作と伝えられています。
本堂軒には唐破風の向拝、堂内は五十丈敷きの広さを持ち、極彩色の欄間を配しています。また上下間の間には中国故事二十四考の内、八話の欄間が納められています。
文化七年(1810)と文政七年(1824)に二度火災に遭い、弘化二年(1845)に現在の本堂を再建、平成になって15年かけ大改修をして、現在に至ります。
【天然記念物】
當寺は武甲山を借景に境内伽藍を配す。その中心には樹齢約600年の通称「コミネカエデ(モミジ)」(埼玉県指定記念物)。幹回り3.8m、高さ7.2m、南北18.9m、東西20.6m、傘周り56.3mにも及ぶ大木。
紅葉は11月中旬頃から後半。シーズン中の樹齢600年のコミネカエデの紅葉情報はこちら
【御詠歌】
ただ頼め誠のときはさいぜんじ
来たり迎えん儞陀ノ三尊
【体験・イベント】
夜座会 毎月八日 19時00分~21時00分
札所八番なので、覚えやすい八日
※参加費・予約は不要
坐禅のしやすい服装、やる気だけお持ちください。
※冬季1~3月はお休みです
★上記外の、個別団体での坐禅体験の坐禅指導
要予約1名500円(1~2時間)※お抹茶とお菓子付。
【その他】
・仏式結婚
・花、庭(枯山水と水琴窟)
・本堂の欄間