『新編武蔵風土記稿』に、寺宝の一つとして「出山釋迦畫像一軸 玄深直信の筆」とされおり、古くから長興寺に伝来した品である。画の作者「玄深直信」は出自・経歴不詳。画風から推すと狩野派系の絵師とみなされるが、系図等には名を見…
法長寺涅槃会本尊として用いられるもので、画面縦2.75m、横3.12mの大涅槃図である。北枕西面右脇下にして涅槃にはいる釈迦像を中央に、それをう囲繞して悲嘆にくれる多くの仏弟子、諸王、動物たちを極彩色で描き、釈迦とそれを […]
荻野堂の草創から札所として繁栄を迎えるまでの経緯をー巻の絵巻物にまとめたもので、その内容は、行基菩薩が武甲山に住む山姥を退散させ、万民安堵のため滝に祈ると聖観音の尊像が現れ、その姿を彫り蔵王権現社に聖観音像を安置した。後 […]
武甲山御嶽神社里宮社務所は、12畳3部屋からなり、各部屋を仕切る杉板戸に、さまざまな画題の杉戸絵が濃彩(一部墨彩)で描かれている。 まず「菊花籬図」2面とこの裏2面は「磯に苫船図」で、これのみが障子戸の腰板に描かれている […]
武甲山御嶽神社里宮の本殿・内陣の梁上に懸けられており、縦56.7cm、横89.0cmの大絵馬である。四隅に刳り込みを入れた欅の1枚板に、馬丁2人に口を取られた赤腹帯の神馬1頭を墨に淡彩で描いている。画面右下に「狩野素川筆 […]
姥神観音堂(赤谷山岩本院)は赤谷観音堂とも呼ばれ、千手観音を本尊とし、脇仏に馬頭観音、十六善神を安置している。 千手観音、馬頭観音の縁日は従来1月17日であったが、平成15年よりその前後の土、日曜日を縁日として行事を行う […]